
日本の伝統文化を伝えていきたい
京都には
丹波漆と呼ばれる漆が採れる地域が
あります。福知山市のふるさと納税返礼品に選んでいただきました!
あなたのウルシの木を植えます 「自分の寄附により植えられたウルシの木が、10年後、日本の文化財修復に 貢献する」—— そんな特別な体験をしませんか?ご寄附いただけると、NPO法人丹波漆の職人が、寄附者に代わってウルシの苗を 植樹して、約10年間育成します。 苗木はあなたの木として、記念に名前を付けることができ、植樹証明書が 届きます。 ご希望があれば植栽地の見学にもご案内! その後、約10年をかけて成長した木から採取する丹波漆は、文化財修復な ど日本の伝統文化を未来へつなぐために使用されます。
【思いやり型返礼品】 ウルシの木の植樹・苗木1本
【思いやり型返礼品】 ウルシの木の植樹・苗木1本 (寄附額220,000円)
【思いやり型返礼品】ウルシの木の植樹1本分~伝統技術「丹波の漆かき」へのご支援 FCTMB001 - 京都府福知山市|ふるさとチョイス - ふるさと納税サイト
【思いやり型返礼品】 ウルシの木の植樹・苗木2本
【思いやり型返礼品】 ウルシの木の植樹・苗木2本 (寄附額400,000円)
【思いやり型返礼品】ウルシの木の植樹2本分~伝統技術「丹波の漆かき」へのご支援 FCTMB002 - 京都府福知山市|ふるさとチョイス - ふるさと納税サイト
個人賛助会員・1年間 ふるさと納税プラン
未来の漆職人を育てる支援「個人賛助会員」
いただいた寄附は、ウルシ植栽地の管理や、漆掻き職人の後継者育成などNPO法人丹波漆の活動に使用されます。
年2回の会報とウルシ苗植樹祭「うえるかむまつり」の先行案内をお送りするほか、ふるさと納税特別プランとして「丹波の漆かき」DVDをお届けします。
あなたの寄附が、未来の漆職人を育て、伝統文化を守る力になります。
・個人賛助会員・1年間 ふるさと納税プラン (寄附額67,000円)
【思いやり型返礼品】NPO法人丹波漆 1年間個人賛助会員(ふるさと納税プラン)FCTMB003 - 京都府福知山市|ふるさとチョイス - ふるさと納税サイト
福知山市のシティプロモーション企画「福知山の変」
に取り上げていただきました!!
現在のNPOの方向性や考え方のご参考にしていただけるかと思います。ぜひご覧ください。
京都には丹波漆と呼ばれる漆が採れる地域があります。
その漆を守り、育てる漆掻きが今、ほとんどいなくなってしまいました。
丹波漆を守り育てるために、ウルシの木の不足や後継者の課題に日々取り組んでいます。
京都・日本の伝統産業を支えるためにかかせない漆。
漆の苗を植え、育てていくことは先の見えない長い道のりです。
でも、ここで立ち止まってはいけない。
消えてしまったら、二度と取り戻すことはできないのです。
その漆を育てていくための協力をしていただけないでしょうか?
ほんのわずかでいいのです。
貴方の気持ちが日本の心をつないでいく力になります。
私たちの活動に課せられたミッション
1. 国産漆の社会的ニーズに応える
植栽保全事業
寺社の諸堂の修復や、文化財の維持管理に良質な漆は欠かせません。必要な国産漆を確保するため、いかにウルシの林を守り、原木を増やしてゆくのかが課題となっています。
植栽地の管理は下草刈り、獣害防止フェンスの維持、苗木栽培等、多くの作業があります。
丹波漆では継続的なウルシの植栽を行って着実に原木を増やすと共に、安定した漆生産のための植栽技術の改善に取り組んでいます。
将来、夜久野の漆が広く文化財修理に使われる日が来ることを目指して励んでいます。
2. 後継者(漆掻きの職人)を
増やす後継者育成事業
日本の漆採取技術には、それぞれの土地の環境に合わせた固有の技術があります。この繊細な技術を、現役の職人が活動している今、生きた伝統技術として後世に伝えてゆく必要があります。
丹波の漆掻きは、漆の木に初めて傷をつける「初鎌入れ」から、4 日に一度ずつ傷を増やしていきます。採取時期により質や量が変化するため、初漆、盛漆、遅漆、と呼び分けます。
7 月下旬頃から盛漆の時期となり、漆掻きは 10 月頃まで続きます。全ての工程で、できるだけ樹を傷めないようにしながら、良質かつ多くの漆が得られるよう注意を払います。
こうした技術を継承するため、後継者育成のための研修事業を行っています。
3. 文化の価値を発信する
PR事業、教育事業、交流事業
漆は古来日本では、日用品から装飾品、建築物など、あらゆるものに用いられています。日本の文化と密接な関係にある漆の価値を再認識してもらうための啓蒙活動を行っています。
京都には丹波漆と呼ばれる漆が採れる地域があります。ここでは、地域の風土に根差し漆を生産する営みが、古くから受け継がれ、一時は存続の危機に瀕しながらも、現在まで続いています。漆の苗を植え、育てていくことは長い道のりですが、自然と対話しながらもの作りをすことの楽しさも溢れています。
そのことを皆様に知ってもらうために、毎年ウルシ苗の植樹祭「うえるかむまつり」を開催しています。
NPO法人丹波漆設立の経緯
国産漆の危機
現在、京都を中心に多くの寺社仏閣が世界遺産に指定され、日本国内外を問わず、多くの観光客を集めています。建立から数百年の歴史を経て、荘厳さを今に伝える諸堂、そして人の目を惹く美しい宝物の数々は、日本の伝統工芸の結晶といっても過言ではありません。それら伝統工芸製作の底辺を支える職人たちの数が、年々減り続け、特に原材料を生産する技術者は、海外の安い輸入材に圧され減少の一途をたどっています。そのような環境の中では、伝統工芸技術の継承も、文化財の修理修復もままなりません。美しい歴史文化遺産の姿を後世の人々に正確に伝えるためにも、このように名もなき職人たちに引き継がれた技術力こそが、欠かせないものとなってきます。
これら伝統工芸の中でも、特に漆は、日本古来の文化と深くかかわってきました。しかし現在、日本では 漆の需要のほとんどが中国産という中で、全国の漆の産地は次々と姿を消していき、生産技術を継承している地域は、全国でもほんのわずかしかありません。夜久野の漆掻きの歴史
夜久野町は、京都府北西部に位置し、古くから日本でも有数の漆の産地で、質の良い漆を産出することで知られていました。生産された「丹波漆」の流通は、地理的にも京都の町と深く関っており、日本の文化の根幹をなす京都の伝統工芸を支えてきました。そしてここ夜久野町には、今でも「丹波漆」の歴史と伝統を守り、受け継いでいる人たちがいます。全国の漆産業が衰退していく中で、夜久野の漆が残ってこれたのは、衣川光治(1911-94)という一人の男の尽力によるものでした。彼は1948年に「丹波漆生産組合」を立ち上げ、苗木の育成から植林、生産と、丹波の漆産業を支えていきました。彼の活動の特筆すべき点は、漆栽培の中で、常に科学的な視点を持ちながら観察してきたことを、膨大な文章に残してきたことにあります。その努力が認められ、1991年には、「丹波の漆かき」が京都府無形民俗文化財に指定されました。
光治の没後、組合の活動は低迷していましたが、僅かに残った人間たちで、丹波固有の生産技術にこだわった活動を続けていました。 2006年には、組合長岡本嘉明が「森の名手・名人100人」に選定され、2009年には文化庁から夜久野の漆植栽地が「ふるさと文化財の森」に設定されました。そこで思いを新たに、植栽面積を増やし、良質の漆を生産できるよう努力が続けられました。
しかし課題はまだまだ多く、限られた予算、人員の中での活動は思うようにいかず、鹿などの食害にも悩まされ、加えて組合員の高齢化が顕著になりました。この貴重な丹波漆の生産技術を後世の人間に、いかにして伝えていくのかという大きな問題に立ち向かうこととなったのです。未来の漆のためにできること
NPO法人丹波漆の設立
そのような問題を打開し、日本の伝統技術を守るために、2012年4月13日、NPO法人丹波漆を設立し、全国に丹波漆の存在をアピールしていくことを決意いたしました。
漆というものは、四季の移ろいのなかで育まれた日本人の精神性を巧みに写し取る豊かな表現力を持ち、日本の文化を語る上で欠かせないものです。美しい伝統工芸を次の世代に引き継いでいくためにも、国産の漆が消滅しかかっている今、未来へ向かって何かの手を打っておかなければ、この貴重な技術が消失してしまうのです。私たちは今、動き出さねばなりません。
ご会員登録・ご寄付
NPO丹波漆へのご会員登録・ご寄付はこちらから行っていただけます。
うえるかむまつり
2024ウルシを植えて
里山を考える2021年11月14日(日)、
京都府豊かな森の恵み創造事業「ウルシを植えて里山を考える」を開催いたしました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
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